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​不可思議

砂時計が音もなく

落ちてゆく この日々のなかで

越し方の 時の重なり

失った日々 喪った人々

​

夜の底で私はどんどん沈んでゆく

​

 時がどこまでも続いてゆくと信じていた

 道がどこまでも続いてゆくと思っていた

​

いつか来ると信じていた

その時はついに来なかった

どこかにあると疑いもなく

歩き続けた道は消えてしまった

​

ひとり三叉路に立って

どちらに進むのか 戸惑い佇む

​

時々 私がどこにいるのか

わからなくなる

​

空っぽなのか 充たされているのか

幸せなのか 不幸せなのか

​

空にいる私 雲に乗る私

深海に沈んで 身動きもせずに

暗がりのなかで 漂っている私

​

見えないのは暗闇のせいなのか

​あるいは 光があまりにも明るすぎるゆえか

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